「燃える投資(闘志)家」奮闘記 > 松井正太 > 食品価格高騰で「困る国」、「喜ぶ国」 『米国発!留学生の燃える世界投資奮闘記』(21)
私がよく見る株ブログでも紹介されていましたけど、14日のwall street journalの1面はとても面白いと思う。
内容は「最近の食料品価格高騰が各国の社会不安や暴動(江戸時代の米一揆)を招き、世界の政治家たちはおしっこちびりそうになっている(意訳)」という記事。そして掲載されているデータが以下。
ちなみにIFMから直接引っ張ってきた資料はこちら(視覚的にわかり易い)
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(出所:IMFのHP)
(赤→食品インフレでマイナス影響 青→プラス影響)
つまり食品価格高騰で一番利益を得るのは南米などの食品輸出国。上位TOP5のうちパラグアイ、アルゼンチン、ボリビアは昨冬訪問したので、ものすごく実感がわく。あの豊富な水資源と肥沃な大地は圧倒。
逆に一番困る国がアジアやアフリカの国々。実際これらの国にはすでに暴動が起きてる国々も多い。(チベット問題もある意味で物価上昇と関係してると思う)
株をやっている人ならこの記事を見てニューヨークのADRで直接アルゼンチンなどの食品関連株を買ったり、関連する日本企業に目をつける人も多いと思う。(実際に私もADRで持ってるし)
しかし一番重要なのは
●食品高騰による新興国での暴動による社会不安
●政府が経済成長を犠牲にしてでもインフレを抑えるために金融引き締めを行う
といったリスクだと思う。
BRICsの中国やインドなどの都市部に住んでいる貧困層だっていつ暴動を起こしてもおかしくないと思う。そうすると外人投資家はすぐ国外へ資金を逃避させる。
原油はあっても耕作面積の少ないドバイなどの中東も、出稼ぎ外国人労働者がただでさえひどい経済格差と物価高で不満を抱いている。その上ドルペッグ制なのでアメリカの利下げでインフレは悪化。(このままだとドルペッグ制放棄の可能性も)
新興国に投資する場合、物事の変化からチャンスを見いだす嗅覚も必要ですが、
同時にリスクもしっかり把握できるようになりたいですね。