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「燃える投資(闘志)家」奮闘記 > 松井正太 > 海外上場のメリット・デメリット(中国企業編)

海外に単身赴任中の松井です(笑)

前回は『海外上場のメリット・デメリット(日本企業編)』を書きましたが、今回はちょっと角度を変えて現在株ブームさながらの中国企業を考察し、日本企業のケースと比較したいと思います。


【NYSE上場中国(香港含む)企業】(上場年) *NYSEのHP参照
     中国本土企業28+香港7=35企業 

1 Sinopec Shanghai Petrochemical Co. Ltd. 「上海石油化工」(1993)
2 Huaneng Power International, Inc.「華能国際電力 」   (1994)
            ・
            ・ 略
            ・
35 WuXi PharmaTech (Cayman) Inc.      (2007)


*  <詳細>ニューヨーク証券取引所に上場されている外国企業(ニューヨーク証券取引所HP 英語)


【一言】
中国企業初のNY市場上場は「上海石油化工」の1993年であり、当時は天安門事件によって落ち込んだ「改革開放路線」(市場経済化を目指す)が、鄧小平の南巡講和によって復活した時期と重なる。ここから今の中国の高成長が生まれたのである。

一般的な海外上場のメリット・デメリット(前回ブログ『海外上場のメリット・デメリット(日本企業編)』参照)


【前提知識】

・中国本土市場(上海と深センなど)=ほとんど外国人投資家には解放されていない。市場未発達・規模小。
・香港市場=外国人は投資可能。国内投資家(本土)は制限されている。(but もうすぐ本土の人も投資可能)
    
以前のブログ『チャイナマネー』参照


【考察】(中国企業特別編)

中国の金融市場は、未熟な上に他国に比べて規模が大きいとはいえず、大企業ほど中国内だけで十分な資金を調達するのが難しい。そのため中国の大企業ほど、大規模な資金調達を目的に、ニューヨーク、ロンドン、東京といった規模の大きい取引所で上場するメリットがある。下記の図では2005年から国内よりも海外(香港市場含む)の方が主要な資金調達の場であることを示している。

そして中国企業が海外で大規模に資金を調達する目的の多くは、中国内で大規模な設備投資をすることにあり、中国内で海外で調達した資金を人民元に換金することによって設備投資をする。
ここで問題なのが為替リスクであり、結果的に中国企業はほぼ固定為替であり、為替リスクの少ない米ドルによる資金調達を好み、ロンドンや東京ではなくてNYに多く上場するようになる。

また汚職が蔓延する中国において世界一審査が厳しいNY市場に上場することはコンプライアンス強化の面でもメリットは大きいだろう。


以上のようなメリットや成長著しい中国企業への熱心なNYSEの誘致活動などにより、NY市場への上場企業は日本の19企業を大きく上回る中国は35企業に達する。

特にここ最近のNY市場への上場件数は目をみはるものがある。(図参照)

以下の図は経済産業研究所 関志雄氏のHPより抜粋

j.jpg


松井@東証に上場した中国系のチャイナ・ボーチ(1412)が気になる・・・・・


早稲田大学株式投資クラブForward




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