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「燃える投資(闘志)家」奮闘記 > 松井正太 > チャイナ・ボーチ(1412)

9月購入銘柄紹介 ----チャイナ・ボーチ(1412)

◆購入理由
⇒会社の名前です(笑)
正式名「チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジー(ホールディング)カンパニー・リミテッド 」(東証1部F)

「中国・環境・テクノロジー」→なんとも投資家を魅了する単語の羅列ですね。これは買うしかないです!

・・・・・・・と冗談はさておき!!

米国ITバブルの時。まったくITとは関係ない会社もドットコム、ドットネット、インターネットなどを会社名に付けて、新規上場を果たし、見事バブル崩壊と同時に投資家のお金ともどもはじけ散った。

こんな過去の失敗を繰り返さないためにも事業内容をちゃんと見てみます。


◆事業内容:
中国国内における石炭火力発電所の排煙脱硫・脱硝設計、建設、設置、保守など。川崎重工や千代田化工建設などの日本企業から技術ライセンスを取得することによって、石炭などを燃やすにあたって発生される硫黄酸化物(酸性雨・大気汚染の原因)を除去する。他に水処理事業や最近ではごみ処理事業に参入など、総合的な環境関連企業を目指す。

*初の中国本土系の会社として八月に東証一部に上場したということでけっこう話題になったのは記憶に新しいですね。(私が株をやることには反対の母でさえ知ってました)


◆購入理由(詳細)
1、CO2排出権関連、中国の環境政策(脱硫装置設置義務化など)などによる市場規模の拡大
2、日本上場による資金調達力強化、日本からの技術移転促進
3、利益率の低い環境対策機材の建設は外部委託しており、在庫リスク軽減と収益率の高さ
4、水処理事業やごみ処理事業などの多角化
5、オリンピックで中国の空気の悪さを再確認した投資家による物色・・・・・


◆コメント
高度成長による電力需要の伸び、また発電の80パーセント近くを火力発電(特に環境に悪い石炭発電)に依存しており、まだまだ環境設備を設置されていない工場とともに市場規模は拡大する。また8月の豚肉などの食料関連を中心とした物価上昇率を見ても、これは根本的な水不足が原因であり、将来的に水処理事業にも期待が持てる。今後は市場から調達した資金で日本からさらなる技術を導入し、外資にとられている留学帰りの優秀な理系技術者をやとって技術・ノウハウの蓄積に期待。


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データ出所:中国国家電力管理委員会、チャイナボーチIRのHPより

*中国は基本的に国内で採れる石炭と長江などの大河を利用した水力発電(世界最大の三峡ダムなど)が主力ですね。最近は原子力にも力をいれ、日本などの世界の原子力会社が競って受注合戦をしています。


◆リスク
・地方における脱硫システム設置義務の不徹底
・外資の参入

現在中国政府は環境対策のための法律を躍起になって作っているが、経済成長重視(地方政府幹部が実績を作って出世したいため)の地方政府が完全にこれを徹底するとは限らない。以前北京大の教授は「上に政策あれば下に対策あり」(中央政府で決めた政策が地方に行くにしたがって骨抜きにされる)と言っていた通り、これは13億の民を抱えるがゆえに、中央政府が全体を管理しきれない中国社会の構造的な問題である。


ちなみに中国のエネルギー産業については「ハゲタカ」の著者でもある真山仁さんの最新作が週刊東洋経済で連載されています。留学してからは読んでいませんが、しっかりと現地取材を行っていてなかなか秀逸な作品だと思うのでもしよかったらぜひどうぞ。

あと北京は近年の環境汚染・建設ラッシュに加えて、空気の循環が悪い盆地という立地的な面もあって本当に空気がひどいので来年オリンピックに行かれる方はあらかじめご用心。

早稲田大学株式投資クラブForward




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